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書評 『暇と退屈の倫理学』 國分功一郎 - まとめ

暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)

 

はじめに

 TV番組「哲子の部屋」を見て國分功一郎に興味を持ち、読み始めた『暇と退屈の倫理学』の書評となります。「哲子の部屋」が標榜する、「哲学」と「娯楽」と「反常識」の"Hybrid Edutainment"を目指して、「簡単で楽しい哲学を」を目標に始めました。

 

 各章の内容をQ&A形式で遊び心を加えて簡単に要約しています。こちらを通して読んで頂ければ、本書が主張したかったことを理解することが出来るのではないでしょうか。また、「感想だけを読みたい」と言う方は最後の「結論の章」だけを読んで頂ければ、よろしいかと思います。

 最後に、こちらは私の解釈で本書の内容を再構成したものなので、一部誤謬が含まれる点についてはご了承ください。

 

 それでは、國分功一郎が新たに唱える「暇と退屈」への冒険譚をお楽しみください。これをキッカケに本書や國分功一郎、ひいては哲学に興味を持っていただければ幸いです。

  

  序章&第一章 暇と退屈の原理論──ウサギ狩りに行く人は本当は何が欲しいのか?

第二章 暇と退屈の系譜学──人間はいつから退屈しているのか?

第三章 暇と退屈の経済史──なぜ“ひまじん"が尊敬されてきたのか?

第四章 暇と退屈の疎外論──贅沢とは何か?

第五章 暇と退屈の哲学──そもそも退屈とは何か?

 第六章 暇と退屈の人間学──トカゲの世界をのぞくことは可能か?

 第七章 暇と退屈の倫理学──決断することは人間の証しか?

結論-おしまい

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 本書は後に『付録 傷と運命』が追加された増補新版が出版されておりますが、本書評は旧版のものになります。私もいつか補足を入れようかと思いますが、今からお求めになる方は増補新版をお勧めいたします。

暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)
 

 

暇と退屈の倫理学

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