Baicaiの欠片

なんちゃっ哲学はじめました

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

現代思想ガイドブック ジル・ドゥルーズ 読了

『現代思想ガイドブック ジル・ドゥルーズ』を読み終わった。ボードリヤールが切れ味の鋭いナイフだとすれば、ドゥルーズはハンマー的な鈍器というか、のこぎり的な摩擦作用の大きいアイテムであったように思う。個々の論説の印象はそれほど鋭くないが幹に響…

勢いでドゥルーズも読み始めた

先日『現代思想ガイドブック ボードリヤール』を走り読みした勢いで積んでいた『ドゥルーズ』も読み始めてしまった。当然メモなんて取っていない。そして難解である。とても常識的に非常識を語ってくるこのおじさんは、食えないおじさんである。

現代思想ガイドブック ボードリヤール 読了

『現代思想ガイドブック ジャン・ボードリヤール』を読み終わった。前半はワクワクして読んだ。後半は流されるように読んだ。これは別に書評とかではないので、読後感そのままに適当に書く。実は後付とか細かいところはまだ読んでいない。

弁証法で考える問題解決‐問題を愛してやまないあなたへ

やらなければいけないこと。やらされていること。やっておきたいこと。この社会に生きていると問題が山積みである。問題。問題ばかりだ。まず問題が多すぎるということが問題だ。 問題。問題を無くしたい。問題をなくすためにはどうすればよいか。問題の解決…

メモを取らずに読む本は旨いか

今日は特にネタが無いから読書のネタでも書いておこうと思う。最近は青土社のシリーズ現代思想ガイドブックが良くできていたので、ジャン・ボードリヤールを購入して読んでいる。ジル・ドゥルーズに続いて2冊目であるが、シリーズを揃えたくなる本だ。

テキトーに哲学史の話をしよう - 第12回 番外編 古代哲学はどうしてこうなった!?

はじめに 「哲学って何? 食べられるの?」っと哲学が一般に良く分からないモノとされている原因は、”今”に繋がる哲学史が一般に理解されていないからという気がします。なんちゃっ哲学を騙る当ブログではありますが、実は私もその辺は大昔に概論しかやって…

テキトーに哲学史の話をしよう - 第11回 懐疑論‐ローマ‐新プラトン主義編

はじめに 「哲学って何? 食べられるの?」っと哲学が一般に良く分からないモノとされている原因は、”今”に繋がる哲学史が一般に理解されていないからという気がします。なんちゃっ哲学を騙る当ブログではありますが、実は私もその辺は大昔に概論しかやって…

サービス。あなたのお金をむしりとるために。

サービス。サービスとはなんだろうか。 それは代替業といっても良いだろう。その建前はこうだ。忙しいあなたのために、私が代わりにそれを提供します。そのようにしてサービス料が発生する。第三次産業。現在の日本の主要産業だ。

書評『来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題』

さて、久々に書評である。気がつけばカテゴリーから書評がなくなってしまって久しい。そして、書評としながら書評を書かないのが当ブログの書評である。私自身向いていないと思うが、とりあえず始めてみよう。 本書は文庫ということもあり、私は本書をもっぱ…

テキトーに哲学史の話をしよう - 第10回 ストア学派‐エピクロス学派編

はじめに 「哲学って何? 食べられるの?」っと哲学が一般に良く分からないモノとされている原因は、”今”に繋がる哲学史が一般に理解されていないからという気がします。なんちゃっ哲学を騙る当ブログではありますが、実は私もその辺は大昔に概論しかやって…

詩文で今の世の人の頭を叩くことは可能か

古来より、詩文は人びとの心を揺り動かしてきました。それは言葉を覚え、文字を学んだ人間が初めて見聞きするものが詩文だからではないでしょうか。 文字の無い世には詩を吟じ、文字のある世では文をしたたむ。その中心には初めて文字を用いる喜びがあり、そ…

テキトーに哲学史の話をしよう - 第9回 アリストテレス‐ペリパトス学派編

はじめに 「哲学って何? 食べられるの?」っと哲学が一般に良く分からないモノとされている原因は、”今”に繋がる哲学史が一般に理解されていないからという気がします。なんちゃっ哲学を騙る当ブログではありますが、実は私もその辺は大昔に概論しかやって…

子供の読み方、大人の読書法

こんなブログを始めてみた。始めた理由は勉強になるかなと思ったからだ。目的もなく本を読むよりも記事を書くつもりで読んだほうが身になりそうだ。そんな理由だ。だから、今の私の読書法はメモをとりながら本を読む。 ブログを始めた当初は一冊の本を普通に…

もしも日本で石油がジャブジャブ取れたなら・・・?

jp.reuters.com 2016年になって早々に中東の情勢不安だ。サウジアラビアがサウジ王室に批判的だったシーア派の有力指導者ニムル師を処刑したことに端を発して、イスラム教スンニ派のサウジ王室と国民の大半をシーア派が占めるイランの関係が悪化。周辺国にも…

酔って書いた文が踊るか管巻くか

先日の記事「読書をしてマイナスになる人たちへ」がSmartNewsに掲載されたようで閲覧者数がすごいことになった。正直、この記事はあんまり考えて書いていたわけではない。この記事は紛れもなく酔いながら書いた記事だ。だから評価に困る。 酔いながら書いた…

プラトン先生とハイデッガー先生の邂逅点 -私のイデアは何のために?

はじめに 当ブログでは書評と称して『暇と退屈の倫理学』『哲学の自然』などを読んできた。当然ながら私も國分先生、中沢先生推しではあるのだが、上記2書を読んでみてなんとなくハイデッガー推しでプラトンDisな本であったなぁと思う。 こうなるとへそ曲が…

読書をしてマイナスになる人たちへ

皆さん年末年始はいかがお過ごしでしょうか。せっかくの休みだから本でも読もう!っと書籍を手に取る人も多いかもしれません。そこで今日は私がなんとなく感じている。せっかく時間をかけて読書をしたのにマイナスになってしまう。そんな人びとへのお話をし…