國分功一郎を読んでみた - 暇と退屈の倫理学 (4)

第四章 暇と退屈の疎外論──贅沢とは何か? 第三章で問題となった消費社会と退屈の関係を問います。著者は哲子の部屋でも映画『恋はデジャヴ』を取りあえげて分かりやすい考察をしていましたが、本書でも映画『ファイトクラブ』をとりあげ”現代社会の疎外”を考察します。 そのあたりの面白い考察については例のごとく本書を…