國分功一郎を読んでみた - 暇と退屈の倫理学 (5)

第五章 暇と退屈の哲学──そもそも退屈とは何か? 本章ではハイデッガーの「形而上学の根本諸概念」を軸に退屈の哲学的考察に挑みます。 ここの論旨と解説もとても分かりやすいんですが、哲学者的専門家的な強引な理論が所々炸裂するので、分かるには分かるけれどもなんだか釈然としない。そんな置いてけぼり感が残ります。…