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なんちゃっ哲学はじめました

テキトーに語る経済思想のお話 - ③マルクス主義

 こんにちは。テキトーに経済思想史のお話の時間です。例のごとく経済学は門外漢ですのでテキトーです。きちんと勉強している方から見れば何言ってんだこいつ?って感じでしょうが気にしません。今日もテキトーに語ります。

 

 さて、経済思想史ってなんじゃらほい?っというと、簡単に言えばみんなが大好きなお金の話です。もっと言えばどうやったらお金が増えるの?ってお話です。みんな好きでしょう? お金儲けの話。第三回はマルクス主義のお話です。

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3.マルクス主義

 はたしてこれをマルクス主義と言ってよいものか? ちょっと意見の分かれるところではありますが、適当な言葉が思いつかないのでここではマルクス主義としてしまいます。このマルクス主義を一言で表すならば「労働=富」となります。

 

マルクス主義者に聞きました。どうやったらお金が増えるの?」

「お金を増やすためには労働をすればいいのだ!」

 

 はい。お金を増やしたかったら働きましょう。身も蓋もありませんがこれがマルクス主義者の考え方です。マルクス主義は重農主義の発展形といっていいでしょう。彼らはこう言いました「富を生むのは土地じゃない! そこで働いている俺たちだ!!」

 

 そこで「その通りだ!労働者よ今こそ立ち上がれ!」っといったかどうかはわかりませんが、重農主義で無視されていた商工業が発展し、多数の労働者が必要とされた結果生まれたのが経済的マルクス主義です。

 

 マルクス主義者は「人間の富は人間の労働によって生産されているのだ」と主張します。これまでは金や土地といった財産が富を生むと考えられてきました。でも、そうじゃない。人間こそが人間の富を生むのである。というわけです。

 

 だから、マルクス主義者は人間が大好きです。人間が労働者となり、労働者がたくさん働くことで富を大きくなるのですから。彼らにとって労働人口=富=パワーです。労働者をたくさん集められるものがパワーを持っていることになります。

 

 案外現代の私たちの理屈もこのようなマルクス主義の基に成り立っています。「なんで大企業が偉いのか?」労働者をたくさん所持しているからです。「なんで働かなきゃいけないのか?」人が労働しないと富を生産できないからです。

 

 働くことにより富が生まれその対価としてお金を得る。今では当たり前のことに思えますが、これマルクス主義的な考え方です。マルクス主義の前までは「金から富が生まれるのだ」「土地から富が生まれるのだ」って考えていたんですから。

 

  今でこそ響きだけで敬遠されがちなマルクス主義ですが、現代の日本人ってこんな考え方を持っている人がほとんどじゃないでしょうか? その思考の割合は次にあげる資本主義よりも多いんじゃないかなぁ。