他者に本を薦めることは止めよう
最近、あるきっかけで面白い本に出会って思ったのが表題の件。
なんで他者から薦められた本はあんなにも面白くないのか? 漫画やラノベの類ならば面白いものは確かにあった。けれども、こと書籍となるとトタンに覚えが悪い。
仮に貸出されてしまったりした場合など最悪である。早急に読破し返却せねばならぬ義務感がつきまとい、「いや本はいいっすわ…」っと読書嫌い活字物臭への一直線である。その地雷率は半端ない。
実はワタシここしばらくずっと本を読んでいなかった。テレビで話題になるような本には食指が伸びなかったし、学校の推薦図書なんて読む気も起こらない。上司から薦められた本は睡眠導入剤以外の何者でもなかった。
そんなワタシに久々に読書をさせたのがこの本。
キッカケは哲子の部屋というテレビ番組。
感想は「ヤバイ、この人好きだ。ヤバイ、逆立ちしても勝てそうもない」
もうちょっと感情を詳細に説明するならば、「今の自分の完全上位互換」或いは、
「こう成りたかった自分」みたいな。國分功一郎というセンセイにやられました。
でも、このヤバイ!もうドウにデモしてくださいって感じる絶対的敗北感!この感覚こそ久しく忘れていた読書の醍醐味ではあるまいかと思うわけです。チープに言うと知的アイドル追っかけ感? 他人の推しメンを押し付けられたって正直フーン、キモッ!て思うだけでしょう。
音楽や漫画なんかは案外気楽に同調も否定もできるけれど、書籍は作者の匂いが濃い上に比較的長い間一緒に過ごさないと終わらない。そんなものを安易に他者に薦めるのは止めておきなさいというお話です。
そんなこんなで久々に書籍らしい書籍を目下読書中です。
ちなみにこのブログはたぶん私の書籍紹介が主となる見込みです。
件の感想はまた後日。